クラッチペダルが・・・
放置のブログの再稼動を開始しています。
ブログネタになる事が無いとなかなかですが(笑)
さて今回はFBにも既にアップしていますがチンクネタ
クルマはフィアット500、ツインエア、右ハンドル、M/Tです。
長距離を走行してから、何となくギアの入りが悪い相談は受けておりました。
「暖まると入るから気のせいかもしれない・・・」と言われておりましたので
メカ的に考える事は、
急に寒くなってきたのでミッションオイルが暖まるまでの間だけシフトし難いんだろう、などと考えておりました。
ところが先日、メールで
「30分位暖機をしないと1速に入らない」との連絡を受けて、流石にオイルのせいでは無さそうだと判断して点検に来て貰う事に。
早速ご来店頂き、車のドアをあけると
クラッチのマスターを疑いましたが、手で戻そうとしても戻らず、何かが引っかかっている感じで無理に戻すと壊れてしまいそうです。
ペダルの奥を確認すると
元々このような形状なのか、壊れているのか確認しようとしましたが狭いのに加えて部位が裏側の為に鏡も入らず目視では確定に至りません。
工具で動かしてみると動きます、ココは動いちゃダメなんだろうと思いながら何とかペダルの位置を元に戻すことが出来ました。
ただし、一度クラッチを踏むと嫌な音と共にペダルの高さは低くなってしまいます。
作業を開始したのが土曜であった為に土日は部品の確認等が出来ませんので週明け月曜に部品の在庫と納期を確認し、分解に入りました。
元々本国では左ハンドル、それをベースにして右ハンドルにしているのでABCペダルは右にあるもののブレーキマスターは左にあります。それを稼動させる為に左右に長いステーが存在します。
正規の手順ではヒーターなどの車両中心にあるものを外して取り外すようですが、それの手順で行くと時間と工賃が跳ね上がりますので何とか考えて取り外しました。
クラッチペダルはコレ
溶接部分が分りますが、溶接したステー(レバー?)の途中から折れています。
ペダルのリターンスプリングのブラケットも併用しているので、力が集中するのか完全に欠損してしまっています。
新品の部品は幸いにも国内にあり手配できました。
到着時点で部品を確認し、溶接状況が同一であれば補強してから取り付けようと思いますし、折れた方も角度などを確認して溶接修理してスペアにお渡しする事でご了解を頂き作業を進めています。
なかなか折れるとは思わない部分ですので思い当たる方は確認してみて下さい。
最近のコメント