リンク

イタリア車ミーティング

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    初回のミーティングです。最初はランチアデルタミーティングでスタートしました。場所は福島、裏磐梯です。皆で軽くツーリングを・・・と思いましたが賛同者が思いのほか多く(感謝です)、昼食に困ったのも楽しい思い出です。

イタリア車ミーティング、Vol2

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    第2回は、デルタだけではなく、イタリアの車全般に広げました。場所は、釜房湖畔に集合し、蔵王を経由してのドライブ!前回の反省点を生かし、山形蔵王にホテルを予約して昼食をとりました。申し込み制にしたのもこれからです。

イタリア車ミーティング、Vol3

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    場所を岩手高原に移しての開催です。ツーリング色が濃くなりました。参加台数も増えてきました。

イタリア車ミーティング、Vol4

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    同じく岩手高原での開催でした。この時は横浜のアウトリキャンビイスコさんにご協力頂き、ゲストカーに「ストラトス」を持ち込んでいただきました。

イタリア車ミーティング、Vol5

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    場所を岩手高原から、地元宮城に変更しての開催です。(変更理由は開催場所が岩手山の火山活動が活発化した為、グリーンシーズンの営業を中止するとのコメントがあったからです) リゾートパークオニコウベでの開催。このときもイスコさんのご協力でゲストカーにデルタのラリーカー(アクロポリスウィナー)本物!!を持ち込んでいただきました。参加台数は100台を越え、参加者は150名を越えました。

イタリア車ミーティング、Vol6

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    同じくオニコウベでの開催です。女性向けにティーレッスン等を企画しました。

メンテナンス

2019年2月12日 (火)

ブレーキ(フルード漏れの原因)

最近多い傾向にある

「キャリパーからのブレーキフルード漏れ」

原因として考えられる一つに「ピストンの錆」があります。

昔々、私がメカを始めたばかりの頃(笑)は、ブレーキ関連のゴムパーツ、マスターシリンダー内部の部品やキャリパーのシール類、ドラムブレーキのホイールシリンダーのカップと呼ばれるゴムの部品等は、車検の際に交換しなければならない部品でした。

ですので2年に1回は分解して交換していたんです。

因みにブレーキホースは車検2回に1回でしたから4年毎

だったと思います。

何分古い記憶なので若干の相違はご勘弁願います。

さて、今は車検制度(内容)もかなり簡素化されて、良くも悪くも良い時代になったと思います。

ここからが本題

先ずは画像を

Img_4490_800x600
(画像はデルタのリアキャリパーピストンです)

ご覧の通り、ピストンに錆が見て取れると思います。

左側のピストンに掛けられている、黒い輪ゴムのような物がシールです。

ブレーキを踏むと、このシールでフルードを受け止めてピストンを押し出し、パッドをローターに押し付けて、走行エネルギーを熱として変換して減速させる訳ですね。

ところが、ココに錆が発生すると侵食により「段」が発生してフルードがココから漏れてしまい、最悪ブレーキが効かない状況になるわけです。

大抵の場合、ホイールが汚れてきたりするのでクルマ好きの皆さんは洗車の際などに発見されますが、冬の寒い時期になると洗車も億劫になりがちで発見が遅くなったりしますのでご注意下さい。

発見が遅れると、ブレーキフルードは塗装を侵食しますのでホイールの塗膜の剥がれなどを誘発してしまいます。

話がそれましたが元に戻します。

じゃあ、何故ピストンが錆びるのか?と言えば、先の理由、所謂ブレーキの分解が車検の際に省略された事が一番のような気がします。

ピストンの部分にはシールの他に「ダストブーツ」と呼ばれるゴミや水分を浸入させ難くするゴムブーツが取り付けられています(レース用を除きます)。

如何せんタダのゴムブーツですから経年で傷んできますし、完全密閉されているわけではないので多少の水分は入ってしまうわけです。

また、ブレーキの性質上、ホイールの回転方向に対して一方方向にしか入力(ブレーキ作動時)しない事と、作動上ピストンが回転することは無いので一部分のみにピストンの磨耗が生じ易い事も要因かと思われます。

漏れが発生(発見)し易いのは、ブレーキパッドを交換した際です。

磨り減ったパッドを新品の厚みのあるパッドに交換する為に、工具を使用して押し出されているピストンを元に戻す作業が必要です。

ここまで書くと勘の良い方は既にお気付きかと思いますが、

錆はシールより外側に発生し易く(内部はフルードで満たされており外気に接触し難い)ピストンを戻した際に錆の部分が運悪くシールに乗ってしまうと「漏れてくる」事になります。

パッドを交換しただけなのに、

前は漏れていなかった、

なんて言わないで下さいね。

もれる理由のひとつがコレです。

樹脂製のピストンも存在しますが、その場合は錆よりも磨耗(変形)が注意です。

ブレーキ関係に関しては予防整備をお勧めします。

経過年数も考慮し、(勿論予算も)タイミングを見て手を入れて下さい。

ブレーキの不具合は最悪「他の人に迷惑をかける可能性が大」ですから。

2018年8月 9日 (木)

樹脂レンズ、ヘッドライトの黄ばみ除去

最近は色々なツールがリリースされていて、

便利な物、使える物、すごい物、等色々です。

少し前まで諦めていた修理(作業)も段々可能になって来ました。

樹脂製のレンズを持つヘッドライトは、経年により「黄ばみ」が出てくる物が多く、以前はコンパウンドで磨き、その上にコーティングするタイプが主流でした。

Img_3350_800x600_2
丁度画像のように「黄ばみ」が発生します。
(画像は147です)

この状態が、

Img_3351_800x600
作業後は、この様に変化します。

レンズの内側やレンズ自体の曇りには対応しません。
表面のみの処理となりますのでご注意下さい。

ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

施工代金は状態を見せて頂いてからの判断になります。

違う車両ですがテスト動画のリンクを貼り付けておきます。

https://www.facebook.com/arp.sendai/videos/1984575714941393/





2014年6月30日 (月)

セレスピード クラッチロッド調整

アルファロメオ147T/S セレスピード(以下セレ)

クラッチロッドの調整です。

「クラッチロッドの調整?」と思われる方も多いと思います。
(ご存知の方もいらっしゃると思いますが)

セレはご存知の通り、

マニュアルミッションのコンピューター操作でクラッチペダルレス

マニュアルですから、当然クラッチは存在します。

クラッチディスクは消耗品であり、基本的に調整が必要でした。

古い車をご存知の方ならお分かりいただけると思うのですが、昔の車はクラッチ(レリーズ等に)の調整が出来たんです。

ただ、クルマの進化と共に「自動調整」(減った分だけ勝手に調整してくれる)になって行ったんですね。

以前も書きましたが、マニュアルを所有された事の有る方ならお分かりいただけると思いますが、クラッチが切れるポイントと繋がるポイントが走行距離(消耗)によって変化してきます。

操作が人間の場合は、もう少し踏み込む行為等を意識して(無意識に)操作するのですが、機械、油圧で操作するセレの場合は「考えてはくれません」

消耗が進んでおらず、規定値に近い車の場合は、テスターを接続して調整を行ないますが、大幅に規定値から外れてしまっている場合は「自己学習」等の設定(調整)が出来ず、快調にはなかなかならないモノです。

そこで、機械的なクラッチロッドの調整が必要になります。

Dscn2391_2
今回はこの車両です。ご依頼ありがとうございます。

Dscn2392バッテリーを外した方がアクセスし易いので外します。

Dscn2400

電源を接続し、テスターをつなぎ、パラメーターで数値を読みます。

Dscn2393
数値はこれです。

Dscn2394
テスターの数値を読みつつ、規定値に調整して行きます。

Dscn2402_2
調整部位です。

注意!テスターで数値を読み出せない限り自分で作業を行なうことは不可能です。どっちに何回転回すんですか?などの質問は回答できませんのでお止め下さい。

Dscn2398
作業後、今までテスターによる調整が出来なかった部分が調整可能になりました。

Dscn2396
テスターによるロッド調整

Dscn2397そして自己学習です。

ご予約を頂ければ対応可能です、お問い合わせ下さい。

注意2、走行距離や使い方でクラッチの磨耗が進みすぎていて、調整の範囲を超えてしまう車両に関しては作業出来ません。クラッチやその他の部品が交換必要と判断される場合も有りますので予めご了承下さい。





2012年1月15日 (日)

電装系トラブルについて

ランチア デルタの整備で最近多い内容が、電装系のトラブルかもしれません。

年数的にも、かなり経過した部類に入っていますので、当たり前かとも思われます。

以前も書きましたが、最近特に多いので再度記載しておきます。

デルタは、集中アースポイントが数箇所有ります。

特にトラブルになりやすいのが、エンジンルーム内部。

室内にもアースポイントはありますが、外気にあまり触れないので、エンジンルームから比べれば比較的トラブルは少ないと言えると思います(全く無いわけではありませんよ)

エンジンルーム内部のアースポイントは、

バッテリートレーの下部、ヘッドライト裏側の下部、及びエアクリーナボックス下部(取り外さないと分らないかもしれません)の部分にあります。

8V、16Vはアースが1本1本差し込むタイプでEVOになると配線をまとめてボルトで固定して有ります。

電気は、流れないと正常に機能しませんから、いくら+の電源のみを追いかけても、アースに落ちていなければ流れてくれません。

電気は、水で、配線はホースと考えれば簡単です。いくら水だけ送り込んでも排水してくれないと水は流れませんからね。

これも、目視では確認できませんし、サーキットテスターや検電器等の微弱電流で反応してくれるものだと、ある程度の負荷が掛かった時に動かないケースは確認できない場合も有ります。

基本は、ボルトを外して、磨いて、締め付けなおす事でしょう。

出来ればボルトを変えて下さい。

外したアースボルトは、必ずと言って良いほど錆びています。

Img_3554電流が流れる事と金属の電位差によって腐食が増殖し、接触(導通)不良を起こしているケースが多々あります。

全ての電装トラブルが解決するわけでは有りませんが、確認しておくに越した事のない内容だと思いますので、お時間のある方はお試しを

2011年11月11日 (金)

クーラントブースター

商品紹介です。

LLC(ロングライフクーラント)も、定期的に交換をした方が良い部分です。

ウォーターポンプの交換や、ラジエーター(ホース)等を交換する際には必然的に交換されるのですが、エンジンオイル程には気を遣われていないケースが殆どです。

車検整備等の度に交換できれば、とは思うが・・・

この場合にお勧めなのが、

007ワコーズのクーラントブースターです。

簡単に説明すると「クーラントの復活剤」ですね。

実験サンプルが有ります。

011ボトルの中に鉄クギを入れて、同じ水道から水を入れました。

作業したのは私です。クギはランダムに選んでいますから、片方がステンレス・・・なんて事は有りません。

010中にはクギが見えます。

もちろん、キレイな方が注入した方です。

008日付も確認できると思います。

汚れている方は、未注入です。

最初は、「こんなの効くのかな?」と思っていましたが、時間が経つにつれて変化の度合いが大きくなって行くのを目の当たりにすると、ナルホドと思います。

これから寒くなる季節ですので、コレとは別に、クーラントの濃度(凍結温度)の管理はしっかりしておきましょうね。










2011年11月 8日 (火)

コーティング剤(ボディ)

暫く前から使用しているケミカル品です。

そういえば、沢山の愛用者がいらっしゃるにもかかわらず、紹介していませんでした。

002ワコーズのバリアスコートです。

最近は、どうしてもクルマに掛ける時間が・・・という方にお勧めです。

003中は、スプレー式のコーティング剤と、専用のふき取りクロスが入っています。

使い方は簡単で、

洗車後、

水分のふき取りを終えたら、

スプレーし、

拭き上げるだけ

使った直後は、「ふ~ん・・」という感じですが、

時間の経過とともにツヤが出てくる感じです。

塗る回数を重ねるほどにツヤが増してくる様です。

ふき取りクロスは、1枚ずつ付属しているので、気に入って何本か使用しているうちに増えてきますから汚れても捨てずに、ボディ用→エンジンルーム用→ホイール用、と使い分けすると便利かと思います。

一度お試し下さい。




2011年10月22日 (土)

フューエルポンプ

最近の車は、フューエルフィルター(燃料フィルター)が、

「別付け」

では無く、フューエルポンプに内蔵され、一体式になっている事が多く、事実上、フィルターのみの交換は出来ない事になるケースが多い。

先日のFIAT500の件に続いて、

アルファロメオ 145 T/Sが入庫した。
(S氏、ご依頼ありがとうございました)

Img_3390

走行距離は、16万km

その間、一度もフューエルポンプの交換歴が無いので、走行距離やその他も含めて考えると、交換時期と判断し、エンジンは掛かるものの、予防整備のための作業である。

単純な交換作業なので「サクサク」進める。

145のフューエルタンクは、トランクルームの下にあり、アクセスする為には、荷室内のモノを全て出さなければならないので、その作業はオーナーにお願いした。

(ご依頼の際は、荷物を降ろしてきてくれると助かります)

交換を終え、後学の為にポンプを分解した。

Img_3391基本、非分解式です。

Img_3392_2フィルター部分、ドロドロです・・・

Img_3393
アップでもう1枚・・・

外付けなら、簡単に交換できるのですが、一体式の場合はAssyでの交換が基本になります。

ポンプは、突然トラブル事が多いので、走行距離などで管理し、定期的に交換することが望ましいかもしれません。

2011年8月 9日 (火)

テスター、その後

活躍しています。

Img_2840

故障診断中の画面(これは通信中のPCです)

OK部分は、緑+緑

NG部分は、赤+赤が進行形のエラー、緑+赤は過去のデータ

分りやすく、重宝しています。

2011年8月 2日 (火)

テスター導入

近年のクルマは、仮に不良箇所が分って、修理(部品交換)等をしても、コンピューターが「記憶」しており、エラーの消去等はコンピューター診断機が無いと出来ない。

以前から導入を検討していたテスターが(暫く前に)届いた。

Img_2838

TEXA、というメーカーのもの

2000年以降の、殆どの車種に対応可能

暫くの間、テストも兼ねて動かしてみたが・・・・

オーナーの目の前で診断すると、

とても「仕事をしているように見えない」のが少し残念(笑)

Img_2837
ただし、不良箇所の報告が目の前(画面上)で出来る為、不良箇所の説明が簡単であるのと、その為、納得して頂き易いと思われる。

本体を車両のカプラーに接続し、無線LANでパソコンと通信するもので、現在進行形の不具合及び過去のエラーデータ(不良箇所)が読み出せると共に、アルファロメオのセレスピード等の点検も行なえるので非常に助かると思われる。

もちろん、エラーデータの消去も可能。

また、ウチで取り扱いの多い、デルタや155、145等の車両にも対応するので、今後の仕事の心強い相棒になってくれると思う。

エンジンチェックランプやABS、その他の不具合をお持ちの方はご連絡下さい。

2010年7月29日 (木)

マセラティ 水漏れ

マセラティ222-4vが入庫しました。
(O氏、ありがとうございます)

クーラント漏れがあり、少し様子を見ていましたが、やはり漏れが止まらずに確認修理の為に入庫頂きました。

ウォーターポンプか、最悪ヘッドか(水漏れの為に若干オーバーヒートさせたらしい)、確認をする為にも分解が必要です。

このマセラティは、ウォーターポンプの駆動をタイミングベルトで行なっている為、カバーに隠れており、目視で外見上判断する事は出来ませんでした。Img_0759

分解してみると・・・

Img_0758 原因はウォーターポンプでした。

Img_0760 取り外してみると、漏れの痕跡とガタが・・・

新品に交換して復旧

Img_0761 あとは、オーバーヒートの余波が無い事を確認せねば!