車検や一般整備で価格の問い合わせを良くいただきますが、以下の点にご留意いただければ回答が早く出せると思います。もちろん、初めての場合はよそのお店の場合でも同じだと思いますので参考にしてください。
①車の車名(例、アルファロメオ155とか156等)
②年式
③エンジンの種類(例、ツインスパーク、V6、V6ツインカム等)
④走行距離
⑤希望の整備内容(例、タイミングベルトの交換、車検整備等)
⑥今までの整備内容(分かる範囲で構いません)
以上の内容をお伝えいただければ大体の金額は出ると思います。
予算がある場合はそれもお知らせいただければ早いと思われます。
ただ、以下の部分も参考にしてください。
①走行距離により消耗部品、交換部品が変わります。例えばタイミングベルトの場合は、走行距離5万kmを越えている場合で、それまでにウォーターポンプの交換をしていない場合はウォーターポンプの交換を同時にされた方が良いケースもあります。交換時期としては車種や使用状態によって異なりますが、6~7万kmで水漏れを起こすケースが多いのです。(それより早い場合も遅い場合もありますので誤解のないように)そうするとタイミングベルトを交換して少しすると交換時期が来てしまう事になります。ほとんどの車両の場合、ウォーターポンプを交換する際にタイミングベルトを外さなければ交換できないのです(カムチェーン式は除きます)。そうすると2度の出費が接近して起こりうる事にもなりかねません。その部分を踏まえて、交換しておくべきか、交換しないかの判断が入ります。目視で確認するといってもある程度しかわかりません。触診でガタを見て、ガタがあればもちろん交換ですが、大きな判断基準としては走行距離は欠かせません。プーリー等でも1コ1万円以上もするものが数個あったりもします。したがって、どのような整備内容にするかは一度現車を見せていただき、今までの整備内容と照らし合わせて相談される方が良いと思います。メニューを作成してコース化するのも簡単なのですが固体固体で傷み方が違うので一概に出しにくいんです。
②車検整備の場合も同じような場合があるのですが、予算がある場合はもちろんそれを最優先します。しかし、車検が通らないような車両の場合は整備内容が増えますのでその部分は仕方有りませんよね。消耗品(ブレーキパッド等)は残量があれば交換しませんし、残りが少なくともそのユーザーさんがこまめに自分で確認されるのであれば、その場合も了解を頂いた上で交換しません。もちろんブレーキが効かなければ駄目ですけど(笑)。
一般的にいくらかかるかはお答えできますが、最終的には車を見ずに答えることは出来ないはずです。
ウチの場合は、例えば初めての車が車検で入庫した場合、まず今の車の状況を把握します。やるべき所を優先的に整備し、後々手を入れたほうが良い部分が有れば納車時に説明して今後の整備の参考にしていただいています。
参考にしてみてください。車はきちんと手入れして、ガンガン走りましょう。
P.S お陰さまで10年以上のお付き合いを頂いている方も多くなりました。今後ともよろしくお願いします。
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