ランチア デルタ車検整備
ブログは久しぶりの更新です。
車検整備のご依頼で山形からお越し頂きました。
(Yさん、ご依頼ありがとうございました)
最近の傾向としては、生産終了後20年経過したクルマだからこそ出てくる不具合が多くなっています。
例えば、今回のご依頼内容の中に、タイミングベルト及びウォーターポンプの交換が入っていました。特に問題が無ければスムーズに進む内容ですが、
タイミングベルトテンショナーベアリングにオイルが付着しているのが分かるでしょうか?
主原因と思われる部位が、バランサーシャフトのオイルシールでした。(時間の経過があり、主に漏れているであろう箇所、汚れのひどい部分がここでした)
折角タイミングベルトを交換しても、オイル漏れを修理しておかなければ本末転倒で、オイル漏れが増大するとベルト切れやコマ飛びを起こす危険性が増えてしまいます。
また、
ステアリングギアボックスのタイロッド(エンドではありません)のガタ等で車検不適合になるケースが多々出て来ました。
オーナーが気が付かない(気が付きにくい)症状としても明確に出難いよう整備箇所、項目が増えて来ています。
気が付きにくいとはいえ、整備完了後にお乗り頂くと、整備前と後の違いはハッキリ分かるほど違います。
順調に、何事も無ければ、大凡このくらいの期間で終了(完了)します、とはクルマを詳しく確認しない限り言えなくなって来ています。
とはいえ、デルタは楽しいクルマです。
自分の仕事は、不良箇所を見落とさずオーナーに伝え、出来る限り良い状態で乗っていただくお手伝いをさせていただく事だと思っています。
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