アルファロメオ 147T/S セレスピード(シフト不能)
アルファロメオ147 セレスピードの修理ご依頼です。
シフトが全く、何処にも入らず動かないとの事です。
先ずはテスターで各部の数値を測定しました。
すると、クラッチのストローク部分の数値が大幅に違います。
エンジンを始動すると異音が発生している状況でしたので、止まる前の状況を問診しましたが、違う方が運転されていたとの事で判断に悩みました・・・。
とにかくミッションを降ろしてみます。
ベアリングがロックした事により、ベース部分と一緒に回転して発熱、発熱をした為に樹脂製のカラー部分が溶け、クラッチコントロールの際の圧力により押し付けられ、溶解部分がこの様に後部に押し出されたカタチになったと思います。
結果、カラーのハイト(高さ)が低くなってしまい、クラッチストロークが不足してシフト不能の状態になったと思われます。
因みに、カバー側の比較です。
ついでに、良くオイル漏れをする部分
降ろした際には同時の作業をお勧めします。
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