セレスピード考
皆様、ご無沙汰です。
年が明けてから、お陰様で仕事も順調にこなしておりました。
なかなか「ブログネタ」を探すのも結構・・・笑
さて、
今回は珍しく、考察をば・・・
(文章表現が難しいので、不適切な部分はご勘弁下さい)
アルファ等に多く見られる「セレスピード」の話です。
セレスピード(以降セレ)は、基本的に「マニュアル」のシフト操作(制御)を
「コンピューターでコントロールしているもの」です。
最近多く問い合わせがあるのは、
突然シフト出来ない、1速とバックに入らないなどの症状
(2速に入れることは可能だったりします)
これは、もともと「クラッチディスク」が存在する事を思い出せば、簡単な事です。
マニュアルのクルマに乗った事のある方なら分ると思いますが、
クラッチが減ってくる(正常な磨耗で)と、クラッチのミートポイントが変わりますね?オーバーホールをした事のある方ならすぐに分りますが、
オーバーホール前と後では、全く繋がるポイントが変わります。
通常、マニュアルの場合だと、オーナーが自分で(毎日乗っていると気付きませんが)クラッチの具合を見ながら(無意識に)ミートしているのです。
次第に磨耗が進むと、ミートポイントは「上」(手前)にずれ、切れるポイントは「下」(奥)に変化してきます。
勘の鋭い方は、ここまでの説明で分ってしまうかもしれません。
セレの場合、設定したストロークしか動きません。
人間の感覚のように「自動補正機能」は無いのです。
最初のうち(磨耗前)はシフトはスムーズだったはず。
次第に磨耗が進み、クラッチが切れるポイントが変わりますが、補正してくれないのでギアが入りにくくなり、最終的には入らなくなるのであろうと思われます。
1速、バックが入りにくくなり、走行距離を考えると、そろそろクラッチのオーバーホール時期か?とマニュアルのオーナーは思うはずですが、セレは、システム上「オートマ」のような感覚になってしまう為、交換時期を見誤る傾向にあると思います。
オマケに、マニュアルのオーナーなら
「お?最近ギアの入りが悪いから丁寧にゆっくりシフトしよう」
とか思いますけど、機械はそこまで考えません。
定期的にチェックをし、クラッチの調整をすれば、突然ギアが入らなくなるトラブルは、ある程度未然に防げると思います。
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