プント セレクタ
‘97のフィアット プントにご入庫頂きました。
(S氏、ありがとうございます)
最初にお電話を頂きまして、内容を聞くと、
「急にミッションが入らない」との事。
セレクタは、ミッション本体のトラブルが比較的多い車なので、本体か?と疑いましたが、話を聞いていくと、本体でも無さそうな感じです。
何れにせよ、車両を点検し、確認しないと結論は出せません。
車両搬入後、確認作業に入ります。
若干、暗い画像ですが、ミッション側のシフトケーブル取り付け部分です。ここを一旦取り外して、手でシフトしてみるとクルマは正常に動きました。前進、後進とも可能な事を確認し、「ミッション本体は大丈夫」という判断になりました。
という事は、シフトケーブルの動きが悪い筈なので、不良箇所の判断に入ります。
シフトレバー付近のカバーなどを外していきます。
室内側の分解はすぐに終わりましたが、肝心な部分は確認できません。
次は、クルマの下側からのアプローチです。
マフラーを取り外し、その上の遮熱板も外します。それからシフト本体が取り付けられているパネルを外して確認しました。
シフトケーブルが曲がっています、ガイドチューブが折れて(外れて)しまった為に、ワイヤーが真っ直ぐに動けず、曲がったものと思われます。
多分、原因は・・・・
プントの灰皿は、カバーに灰皿が取り付けられており、カバーを閉じると本体も回転する仕組みになっています。灰皿の掃除を怠り、多めに吸殻が入ると、コンソールの内部に、どんどん溜まる不思議な仕組み・・・
シフトレバーのカバーを外したとき、レバーの下側には異様なほどに吸殻が入っていましたので、シフトレバーを動かした際に吸殻が噛んでしまい、前述のガイドケーブルに悪さをしたのかな?と勝手に解釈しています。
単純にケーブル自体は寿命かも知れませんが、吸殻が車内の見えない所に落ちてしまう注意喚起の内容と思ってくだされば幸いです。火がついたままだったりしたら・・・・
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